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【日本初登場・未入荷】第1章・第1回イスキア島のワイナリーとワイン① 

更新日:2020年9月23日

Cantine Antonio Mazzellaの3世代目、二コラ・マツェッラ Nicola Mazzella氏 近影


こんにちは。


公益財団法人日伊協会主催 

ACCVIイタリアワイン文化講座のディレクターの櫻井芙紗子(FUSAKO)です。


さて、チラシでは掲載しきれない情報をこのブログとメルマガでフォローしていきますので

ぜひ最後までよろしくお願いします。


第1章はマグナ・グラエキアとワインです。

まず、マグナ・グラエキアとは何か、おわかりになりますか? 

そうです。古代ギリシャ人がイタリア半島に上陸して築いた植民市(群)のことです。

『大ギリシャ』という呼び名で、世界史の授業で習った方もいるかもしれません。


本講座ACCVIでは、マグナ・グラエキア時代の古代の人びとの足取りをたどりながら、イタリアにブドウとワインがもたらされ、その土地に根付いていく過程を見ていきます。そして現代のイタリアまで続く、人びとの生活の営みに目を向けます。


まず、来月10月24日(土)のACCVIの記念すべき第1回目でご紹介するワイナリーは

カンパーニャ州ナポリ県イスキア島の生産者、Cantine Antonio Mazzella(アントニオ・マツェッラ)です。


現当主の二コラ・マツェッラ Nicola Mazzella氏に会ったのは2019年4月のこと。

春うららかなのイスキア島のカンティーナ(Cantina)を訪ねました。


知り合いからの情報で二コラ氏のワインがその年のヴェローナのイタリアワインの最大の展示会、VINITALYで、最も優れたイタリアのカンティーナに選ばれたことを知りました。


Vinitaly "Migliore Cantina 2019" イタリア最優秀ワイナリーの受賞の様子(左が二コラ氏)(出典 LA REPUBBLICA 12 aprile 2019 )https://bit.ly/2RMz6gB



イタリアの小さな島のワインを集めたブースでは、なぜか二コラ氏本人に会うことができなかったものの、彼が造ったワインをひと口飲んで何か非常な興味が湧き、ほぼアポなし取材でナポリ湾をイスキア島へ渡ったのでした。

イスキア島の本島からイスキア・ポンテ(Ischia Ponte)という橋を渡るとさらに小島があり、カステッロ・アラゴネーゼ(Castello di Aragonese アラゴン城)と呼ばれる、自然の要塞・城址があります。まるで『天空の城ラピュタ』の世界です。


イスキア島は、古くはギリシャ人が古代都市クーマエ(Cumae)などの半島にポリス(小都市)を作る前に、足掛かりとしたと言われています。なぜ、ギリシャ人たちは、イスキアから入ってきたのでしょうか?


(つづく)

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